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【富士山初心者の失敗談】御殿場ルートで後悔したこと|登頂断念から学んだ7つのこと

登山・アウトドア

初めての富士登山で、私は御殿場ルートから山頂を目指しました。
登山経験は、以前に乗鞍岳の畳平から剣ヶ峰まで登った1回のみ。
「せっかく富士山に登るなら山頂まで行きたい」
そう思い、1泊2日で赤岩八合館に宿泊し、翌朝に山頂でご来光を見る計画を立てました。
しかし、実際に御殿場ルートを歩いてみると、長く続く砂礫の道は想像していた以上に大変でした。
さらに、わらじ館を過ぎたあたりから突然膝の裏が痛くなり、赤岩八合館に到着したころには膝を曲げるのもつらい状態に。
最終的に、仲間が深夜に山頂へ向かう中、私は登頂を断念しました。
山頂まで行けなかったことは、本当に悔しかったです。
ただ、今回実際に富士山へ挑戦したからこそ、
「もっとこうしておけば良かった」
と気づいたこともたくさんありました。
この記事では、初めて富士山・御殿場ルートに挑戦して登頂を断念した私が、実体験から学んだことと、次回の挑戦で変えたいことを紹介します。

初めての富士登山で御殿場ルートを選んだ

今回が私にとって初めての富士登山でした。
登山自体は、以前に乗鞍岳の畳平から剣ヶ峰まで登ったのに続いて2回目です。
富士山には複数の登山ルートがありますが、今回は御殿場ルートを選びました。
理由のひとつが、距離は長いものの比較的登山者が少ないことです。
また、御殿場口はマイカー規制がなく、登山口近くまで車で行けるため、下山後に車へ戻りやすいことも魅力に感じました。2026年の富士登山オフィシャルサイトでも、御殿場口へ向かう県道にはマイカー規制がないと案内されています。
御殿場ルートは出発地点の標高が低く、傾斜が比較的緩やかな一方、4ルートの中で最も距離が長く、山頂までの標高差は約2,300mあります。
公式サイトでは登り10.5km、標準的な所要時間は約8時間40分とされており、山小屋も少ないことから「健脚向き」のルートとして紹介されています。
今回は1泊2日で、宿泊先には御殿場ルートの七合九勺にある赤岩八合館を選びました。
翌日に山頂でご来光を見る予定だったため、初日にできるだけ山頂に近い山小屋まで登っておきたいと考えたからです。
登山中は基本的に仲間と一緒でしたが、全員が常に同じペースで歩くのではなく、それぞれ休憩を取りながら自分のペースで登りました。
しかし実際に登ってみると、御殿場ルートは想像していた以上に大変でした。

失敗①|御殿場ルートの長さと砂礫を甘く見ていた

今回宿泊する赤岩八合館までは約8km。
登る前は、
「距離は長いけれど、少しくらい歩幅を大きくして歩いても大丈夫だろう」
と考えていました。
ところが、実際に歩いてみると御殿場ルートには砂や砂利の道が長く続きます。
公式サイトでも、五合目から六合目までは火山砂礫の緩やかな道が続き、六合目以降は徐々に傾斜が急になると案内されています。
足元が滑るため、普通の道を歩くようにはなかなか前へ進めません。
山小屋が見えているのに、歩いても歩いてもなかなか到着しない。
「まだ着かないのか……」
と不安になることもありました。
さらに標高が上がって疲れてくると、
「早く山小屋に着きたい」
という気持ちも強くなっていきました。
今振り返ると、距離だけではなく、砂礫の歩きにくさや標高差、長時間歩き続けることまで考えてペースを作る必要があったと感じます。
次回は序盤から歩幅を大きくせず、山小屋への到着を焦らず、自分のペースを維持して登りたいです。

失敗②|約4Lの水分を持参してザックが約11.5kgになった

今回、水分は約4Lを持って登りました。
主な内訳は、

  • 1Lの水筒×2本(水・ポカリ)
  • 2LのGREEN DA・KA・RA

です。
登山開始前にザックを計量したところ、約11.5kgありました。

実際に登ってみて、水筒を2本持っていったこと自体は良かったと思っています。
約4Lの水分を持っていたため、水分がなくなることへの不安が少なかったのは大きな安心材料でした。
その一方で、長い御殿場ルートを歩いてみると、約11.5kgのザックを背負い続けることにも負担を感じました。
今振り返ると、2LのGREEN DA・KA・RAを1L程度にして、スタート時の水分を合計3L程度に抑える方法もあったのではないかと思います。
ただ、4L持っていったこと自体が完全な失敗だったとは思っていません。
富士登山オフィシャルサイトでも、高所での体調管理としてこまめな水分補給が案内されています。
今回の経験から、単純に水分を減らすのではなく、必要な水分量と補給できる場所、そしてザック全体の重量を考えて準備することが大切だと感じました。

失敗③|トレッキングポールを最初から使わなかった

今回、トレッキングポールは友人から借りたモンベル製のものを持っていきました。型番は不明です。
しかし、登山開始直後から使っていたわけではなく、途中から使用しました。
ポールを使っていなかったときは、歩きながらふくらはぎに力が入っている感覚があり、疲労も感じていました。
ところが、トレッキングポールを使い始めると、個人的にはそれまでよりも歩きやすくなりました。
特に違いを感じたのが、足元が滑りやすい砂礫の道です。
ポールを使ってからは、ふくらはぎが張っている感覚もそれまでより感じにくくなりました。
「これなら最初から使えば良かった」
と感じた装備のひとつです。
次回富士山へ挑戦するときは、登山開始時からトレッキングポールを使用するつもりです。

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失敗④|膝が痛くなるまで脚への負担を意識できていなかった

わらじ館を過ぎるまでは、膝に違和感はまったくありませんでした。
ふくらはぎには疲労を感じていましたが、膝については特に気になるところはありませんでした。
ところが、わらじ館を過ぎて歩いている途中、膝を曲げたときに突然、膝の裏に痛みが出ました。
そこからは歩く速度を落とし、トレッキングポールを使いながら、休憩を挟んで赤岩八合館を目指しました。
赤岩八合館に到着したころには、膝を曲げるだけでも痛く、あまり曲げられない状態になっていました。
今振り返ると、膝に痛みが出てから対処するのではなく、それ以前から歩幅やペース、休憩、ポールの使い方などを意識して、脚への負担を抑えながら登ることが大切だったと感じています。
※膝痛の原因については自己判断せず、ここでは登山中に実際に感じた症状と私自身の振り返りとして紹介しています。

失敗⑤|標高3,000m付近から想像以上に身体がきつくなった

標高3,000m付近まで登ると、それまでのように長時間歩き続けることが難しくなりました。
少し歩いては休憩。
呼吸が整ってきたら、また歩き始める。
その繰り返しです。
休憩すると息は整ってくるため、動いているときよりも楽になりました。
そして赤岩八合館へ到着してからは、頭痛も特に感じるようになりました。
吐き気については、記憶している範囲ではありませんでした。
富士登山オフィシャルサイトでは、高所では頭痛、めまい、倦怠感、食欲不振、吐き気などが高山病の主な症状として挙げられています。また、予防策として、ゆっくり一定のペースで歩くことや、こまめな水分補給、定期的な短い休憩などが案内されています。
私の頭痛が高山病だったと自己判断することはできません。
ただ、実際に登ってみて、標高が上がるにつれて身体の状態が変化することを前提に、余裕を持ったペースで登る必要があると感じました。

失敗⑥|登山前の睡眠をもっと重視すべきだった

今回、登山前日の23時30分ごろに最寄り駅で仲間と待ち合わせをして、そのまま車で御殿場へ向かいました。
御殿場では快活CLUBで仮眠する人と車内で仮眠する人に分かれ、私は車の中で仮眠しました。
その後、朝5時30分ごろに御殿場口の駐車場へ到着。
ザックの最終確認やトイレ、受付を済ませて登山を開始しました。
しかし実際に登ってみると、睡眠不足はかなり身体にこたえました。
途中のわらじ館では、約10分間仮眠も取りました。
今振り返ると、
「車の中で少し仮眠すれば大丈夫」
ではなく、前日はベッドや布団でしっかり横になり、十分に睡眠を取ってから富士山へ向かうべきだったと思っています。
これは私個人の反省だけではありません。
富士登山オフィシャルサイトでも、寝不足や体調不良では高山病が悪化しやすいと注意喚起されています。
次回は装備や行動食だけでなく、登山前日の睡眠まで含めて富士登山の準備と考えます。

失敗⑦|山頂へ行くことだけを考えていた

今回の最大の目標は、富士山の山頂まで登ることでした。
赤岩八合館に宿泊し、深夜に出発して山頂でご来光を見る予定でした。
しかし、赤岩八合館へ到着した時点で膝を曲げると痛みがあり、頭痛も感じていました。
夕食後に友人にマッサージをしてもらい、持参していたロキソニンテープを貼ったところ、翌日には膝の状態はかなり良くなっていました。
それでも、
「この状態で山頂へ向かって、途中で何かあったらどうしよう」
という不安が残りました。
途中で動けなくなれば、一緒に登っている仲間にも迷惑をかけてしまいます。
悩みましたが、最終的に山頂へ向かうことを諦めました。
仲間は深夜に赤岩八合館を出発。
私は山小屋に残り、仲間が山頂から戻ってくるのを待ちました。
山頂まで行けなかったことは、本当に悔しかったです。
ただ、今振り返ると、登頂を断念した判断そのものは失敗ではなかったと思っています。
山頂へ到達することだけではなく、無事に下山して帰ることまで含めて登山だからです。

下山して「無事に帰るまでが登山」だと実感した

翌朝、山頂から戻ってきた仲間と合流し、赤岩八合館から下山しました。
しかし下山時は雨。
さらに霧で周囲の景色がほとんど見えない状態でした。

同じような景色の中をずっと歩いているように感じ、
「本当にこの道で合っているのかな?」
と不安になったことを覚えています。
御殿場ルートは、公式サイトでも濃霧時には道迷いの危険があると注意喚起されています。
一方、下山して標高が下がっていくにつれて、膝の痛みや頭痛は徐々に気にならなくなっていきました。
そして御殿場口へ戻ったときには、
「山頂まで行けなかった」
という悔しさと、
「無事に戻ってこられた」
という安堵の気持ちが入り混じっていました。
駐車場に着いたときには涙が出ました。
一緒に行った仲間には見られないようにしましたが、それくらい今回の富士登山は自分の中で大きな経験になりました。

次に富士山へ挑戦するときに変えたいこと

今回の経験を踏まえて、次に富士山へ挑戦するときは準備から変えたいと思っています。

トレッキングポールは登山開始時から使う

今回は途中から使いましたが、使い始めてから歩きやすさを実感しました。
次回は最初から使用します。

飲み物は3L程度を目安にして軽量化する

今回の約4Lには安心感がありました。
その一方でザックは約11.5kgになったため、次回は現地での補給も考えながら、3L程度をひとつの目安として検討します。
※必要な水分量は天候、行動時間、体格などによって変わるため、「富士登山なら3Lで十分」という意味ではありません。

自分のザックを準備する

今回は借りたザックを使用しました。
次回は自分のザックを準備し、よく使うものを取り出しやすい場所に入れるなど、自分が使いやすいように収納方法も考えて登ります。

テーピングも持っていく

今回の膝痛を経験したため、次回は応急対応用品のひとつとしてテーピングも準備するつもりです。
ただし、テーピングを持っていれば無理して登っていいわけではないので、身体に異変があれば登山を続けるかどうかを判断することを優先します。

前日はしっかり睡眠を取る

今回、一番改善したいことのひとつです。
次回は車内での短時間の仮眠を前提にせず、ベッドや布団で横になり、十分な睡眠時間を確保してから登山に臨みたいです。

まとめ|登頂できなかったからこそ分かったことがある

初めての富士登山。
御殿場ルートから山頂を目指しましたが、膝痛や体調を考えて赤岩八合館から先へ進むことを断念しました。
山頂まで行けなかったことは、今でも悔しいです。
それでも今回の経験から、
装備を揃えるだけではなく、荷物の重量、歩くペース、トレッキングポールの使い方、睡眠、そして自分の身体の状態を確認しながら行動することまで含めて「登山の準備」なのだと実感しました。
そして何より、山頂へ到達することだけが登山ではありません。
無理をせず、無事に帰ってくることも大切です。
今回の富士山では山頂まで行けませんでした。
だからこそ次に挑戦するときは、今回の経験を一つずつ生かして準備を整え、もう一度富士山の山頂を目指したいと思います。

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